



物件に興味がある場合は、不動産店で紹介されたり、ネットの情報を見たり、偶然前を通りかかって気になった店舗があれば、まず内見を依頼しましょう。通常、不動産店の担当者が立ち会い、物件の説明を聞きながら内部を確認することができます。前の店がまだ営業中の場合は、その店のオーナーや店長も立ち会うことが多いです。
不動産店や店舗の都合により、何度も内見することが難しい場合もあります。そのため、2、3回の内見で契約の可否を判断するための情報をすべて確認することが望ましいです。また、内見時は不動産店や現借主に直接質問できる絶好の機会でもあります。
ここでは、効率的に内見を行うためのポイントを解説します。
まず、内見には通常30分程度しか時間がありません。その短い時間でチェックできる部分と後日確認が必要な部分を見極めるため、以下のアイテムを持参しましょう。
大きめのノートに店内の見取り図を描き、細かい部分をメモしていくと便利です。
内見時に見たことを後で振り返るために、たくさんの写真を撮っておくことが重要です。客席だけでなく、収納スペース、エアコン、トイレ、厨房設備、小物、グリストラップなども撮影しましょう。建物外側のダクト排気口、エアコン室外機、給湯器なども忘れずに撮影すると良いです。
特に居抜き店舗では、寸法を測るためのメジャーが必要です。簡単な見取り図に寸法を書き入れておくと、後で業者とプランニングする際に役立ちます。
スケルトンの店舗などで照明が付いていない場合があります。スマホのライトでも代用できますが、広い物件の場合は懐中電灯が便利です。
居抜き店では、排気ダクトやエアコンのパワー不足、グリストラップの排水問題が入居後に頻繁に発生します。大規模な工事が必要になることも多いため、これらの点には特に注意が必要です。営業中の店を内見する場合は、スタッフに詳しく聞いてみましょう。
個人の大家さんの場合、大家さんや他の住民が物件の階上に住んでいることがよくあります。大家さんが住んでいる場合は、困ったことをすぐに相談できる利点がありますが、騒音問題には注意が必要です。
内見時には物件の中だけでなく、周囲の環境もよく観察しましょう。人通りや周辺の店舗の有無、傾向、営業時間などをチェックします。近隣に住宅が多い場合は、特に騒音に注意する必要があります。
前の店舗から厨房設備や家具を引き継ぐ場合は、これらの詳細を確認することが重要です。ただし、仕込み中などで隅々まで確認できない場合は、厨房設備の年式や型番が書かれたプレートを写真に収めておくと、後でサイズや容量がわかり、見積もりも取りやすくなります。
内見時に見落としがちなのが建物の外側の設備です。ダクト、室外機、給湯器の確認は必須ですが、ビルの外壁が古過ぎないか、窓の状態、ネズミや害虫が侵入しそうな小さな穴がないかなども確認しておきましょう。