



「この物件、雰囲気が良い!」「立地も理想的!」
そう思っても、設備が足りないと開業後に大きな出費につながることがあります。
特に飲食店・美容院など、水回りや電気設備を使う業種は要注意。
契約前の“設備チェック”は、テナント探しで最も重要なステップの一つです。
今回は、内見時に必ず確認すべき3つの設備を、専門知識がなくても分かるように解説します。
最初に確認すべきは「電気の容量」。
ここが不足すると、
エアコンが落ちる
食洗器・オーブンが動かない
ドライヤーを複数台使えない
など、開業後のトラブルに直結します。
飲食店(厨房あり):20〜30kVA以上
美容院:20kVA前後(ドライヤー複数台使用)
事務所:10〜15kVA程度
もし容量が不足している場合、
電気工事で増設する必要があり、費用は10万〜30万円(内容による)
になることもあります。
特に飲食業・美容院・クリニックで重要なのが 給水量。
物件によっては
そもそも水量が少ない
給水管が細く、水の勢いが弱い
タンク方式で水圧が安定しない
ということも。
物件の「給水管の太さ」(25mm以上が理想)
給湯器の容量
水圧(内見時に実際に蛇口をひねるのがベスト)
水量が足りないと、
厨房機器がフル稼働できず、営業に支障が出る場合もあります。
排水は最も見落とされやすく、最も重要なポイントでもあります。
特に飲食店では、油や食品が流れるため排水設備が追いつかないと大惨事になります。
排水管の太さ(50mm以上が安心)
排水の流れる方向(勾配が必要)
グリストラップの設置が可能か
排水が階下テナントに影響しない構造か
もし排水能力が足りない場合、
床を全面的に上げる“大工事”が必要で、数十万円〜100万円以上になることもあります。
内装にこだわりたい気持ちは大切ですが、
設備が整っていない物件は工事費が跳ね上がるため、
契約前のチェックが何より重要です。
物件の見た目や立地だけで判断せず、
電気
水道
排水
この3つを重点的に確認することで、
開業後のトラブルや予想外の出費を大幅に減らすことができます。