



テナント探しをしていると、真っ先に目がいくのが「家賃」。
しかし、実際にお店や事務所を運営していくと、
家賃以外にも必ずかかる固定費がたくさんあります。
契約後に「思ったより出費が多い…」と後悔しないためにも、
今回は 初めての開業者が見落としやすい固定費 を整理して解説します。
ほとんどのテナントで請求されるのが 共益費(管理費)。
マンションの管理費とは少し違い、商業物件では以下の用途が一般的です。
共用部の電気代
清掃費
ゴミ集積場の維持
トイレ・廊下の管理
雑費(消耗品など)
家賃のわりに共益費が高い物件もあるため、
家賃+共益費=実質の負担額 として見るのが鉄則です。
飲食店・美容院は水道光熱費が非常に高くなりやすい業態です。
電気:3〜8万円
ガス:3〜7万円
水道:1〜3万円
電気:2〜5万円
水道:1〜2万円
営業日数や設備によって変動するため、
物件ごとの設備容量と料金体系を必ず確認しましょう。
事業ゴミは“家庭ゴミ”として出せません。
テナントビルでは多くの場合、
施設指定のゴミ業者を使う
月額固定費がかかる(5,000円〜1万円程度)
飲食店は追加で処理費用が増える
というケースが多いです。
契約前に
「ゴミ処理はどういう仕組みですか?」
と必ず確認しましょう。
事務所でも店舗でも、ネットは必須。
開業時には以下の費用がかかります。
開通工事費
月額利用料
固定電話の基本料金
ネットの速度が遅いエリアもあるため、
特にオンライン予約やPOSを使う業種は要注意です。
テナントによっては
「看板利用料」「掲示料」 が別途発生します。
入口の袖看板
共有看板への掲載
電照看板の電気代
これらは月額数千円〜1万円以上かかることもあり、
ビルによってルールが大きく異なります。
立地によっては、商店街に加盟する必要があり、
月額の会費
イベント協力金
清掃費
などが発生します。
商店街が強いエリアでは避けられない費用です。
テナント契約では、
火災保険
賃貸保証会社
の加入がほぼ必須です。
保証会社の初回費用は
家賃+共益費の80〜120% が一般的。
更新料も必要な場合があります。
テナント運営に必要な費用は、家賃だけではありません。
実際には、
共益費
水道光熱費
ゴミ処理費
看板費
商店街費
保証料
通信費
などが毎月発生し、
総固定費=家賃の1.3〜1.6倍 になることも珍しくありません。
契約前に固定費を正確に知ることで、
資金計画のズレを防ぎ、安定したスタートができます。