実際に志望動機を書く際は、どのような流れで記入すればいいのでしょうか。本章では、志望動機の書き方を“5つ”のステップに分けて紹介します。
ステップ1) 書き出しは、現職・前職の仕事内容から
まずは現職、あるいは前職でどんな仕事をしていて、これまでにどんな経験を積んできたかを簡潔に書きます。所属先の業界や部署、役職、職種、仕事内容がイメージできるレベルで、簡潔に伝えることがポイントです。
ステップ2) 転職理由はできるだけポジティブに
続いては、前職・現職を辞めようと思った理由をわかりやすく書きます。
辞めようと思った理由については、ネガティブな内容は避けましょう。前職の上司や同僚に対する批判、仕事内容・給与への不満などはNGです。志望企業の良さを強調するつもりで書いたとしても、批判は「社内情報を社外に漏らす信用できない人」「責任を他人に転嫁する人」という印象にもつながりかねません。「退職を機に、キャリアアップを目指したいと考えたため」といった前向きな姿勢を見せると、良い印象を与えることができます。
ステップ3) 志望理由は入念な企業研究をもとに
次に本題である、応募先企業を選んだ理由について記載します。具体的には、「企業のどの部分に魅力を感じて入社したいと思ったのか」「どのようなスキルや経験を活かせると感じたのか」などを詳しく伝えましょう。
この部分で大切なのは、応募先のことを入念に研究することです。企業のホームページや求人情報を見るだけでなく、業界に関するニュースや話題をインターネットや経済紙、ビジネス誌を駆使してできるだけ集め、応募企業に特化した内容に仕上げましょう。上場企業なら株価のようなファイナンス情報のチェックもおすすめです。
また、その企業を志望する理由を、自分の業務経験と関連付けて説明できるとより理想的です。自分の過去の経験を振り返ったうえで、応募先で活かせる業務スキルや実績を伝え、即戦力であることをアピールしましょう。
未経験の場合でも、前職で身に付けたことの中から、応募職種に活かせる経験やスキルを見つけて、関連付けをして記入しましょう。そのためには自己分析をしっかり行い、過去の経験やスキルを棚卸しすることが大切です。
ステップ4) 入社後の自分の具体的なイメージを共有する
続いては、「入社後にどのような仕事・役割を担い、どのような活躍をしたいのか」を前向きに伝えます。
今後のキャリアビジョンを伝え、「将来自分がどうしていきたいか」だけでなく、「どのように企業に貢献できるか」を伝えましょう。そうすることで、採用担当者もあなたを採用した際のイメージが湧きやすくなります。
ステップ5) 締めくくりは「貢献したい気持ち」をアピール
締めくくりは、応募企業への入社意欲の高さや仕事への熱意をあらためてアピールします。具体的には、「○○のスキル・経験を活かして、貴社の○○に貢献したい所存です」のような決意表明の形になるとよいでしょう。
書き終わったら、全体の見直しも欠かせません。「退職理由と志望理由に整合性があるか」「自分独自の強みを伝えられているか」「書いている内容が論理的に破綻していないか」など、細かい部分を再度チェックしましょう。