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営業時間は長いほどいい?売上と人件費から考える営業時間の決め方

部屋探し・不動産のお役立ち情報『営業時間は長いほどいい?売上と人件費から考える営業時間の決め方』

営業時間は長いほどいい?売上と人件費から考える営業時間の決め方

—— 「開けていれば売れる」で営業時間を決めていませんか?

「営業時間を長くした方が、お客様を取りこぼさないのでは?」

店舗を始める時、こう考える方は多いです。
確かに営業時間が長ければ、来店できる時間帯は増えます。

しかし、店舗経営では長く営業するほど利益が増えるとは限りません。

売上がほとんどない時間帯でも、

  • 人件費
  • 電気代
  • 空調費
  • その他の運営コスト

は発生します。

営業時間は「何時から何時まで開けたいか」ではなく、どの時間帯で利益を作るかという視点で考える必要があります。


売上だけを見てはいけない

例えば、夜20時から21時まで営業して月5万円の売上があるとします。

一見すると、

「5万円売れているなら開けた方がいい」

と思います。

しかし、その時間帯のためにスタッフを配置し、照明・空調を使い、閉店作業も遅くなるならどうでしょうか。

見るべきなのは売上ではなく、

「その1時間を営業することで、最終的にいくら利益が残っているか」

です。


まず「時間帯別売上」を見る

営業時間を見直すなら、1日の合計売上だけでは足りません。

例えば、

  • 10〜12時
  • 12〜14時
  • 14〜17時
  • 17〜19時
  • 19〜21時

というように時間帯で分けます。

すると、

「実は朝一番はほとんど来店がない」

「19時以降だけ極端に弱い」

などが見えてきます。

感覚ではなく、数字で確認することが重要です。


業種によって「売れる時間」は違う

営業時間に正解はありません。

飲食店ならランチ・夕食、美容系なら仕事帰り、物販なら休日の午後など、業種によって需要が違います。

さらに同じ業種でも、

  • オフィス街
  • 住宅街
  • 駅前
  • 商業施設周辺

では人の動きが変わります。

周りの店が21時まで営業しているからといって、自分の店も21時まで営業する必要があるとは限りません。


営業時間を短くするのも経営判断

売上が弱い時間帯を1時間短縮すると、

  • 人件費削減
  • 光熱費削減
  • スタッフ負担軽減
  • 閉店作業の効率化

につながる場合があります。

浮いた時間を、

  • 仕込み
  • 清掃
  • SNS・Google投稿
  • 商品開発
  • スタッフ教育

に使った方が、結果的に売上につながることもあります。

「長時間営業=頑張っている店」ではありません。

利益が残る営業時間を作ることが重要です。


逆に「延長した方がいい店」もある

もちろん、短くすればいいわけでもありません。

閉店間際に問い合わせや来店が集中しているなら、その時間帯には需要があります。

例えば、

「18時閉店だけど17時30分以降の問い合わせが多い」

なら、19時まで延長することで新しい売上を作れる可能性があります。

まず期間を決めて試し、数字を見る。

営業時間も一度決めたら永久に固定ではありません。


テナント探しの段階で確認しておく

これから店舗を借りる人は、営業時間についても契約前に確認してください。

物件によっては、

  • 営業可能時間
  • 深夜営業の制限
  • 定休日のルール
  • 建物の開館・閉館時間
  • 空調利用時間
  • シャッターの利用時間

などに制限がある場合があります。

特にビルイン店舗や商業施設では注意が必要です。

「夜まで営業する予定だったのに、建物側のルールでできない」となれば、事業計画そのものに影響します。


営業時間を決める5つのチェック

営業時間を決める時は、

  • 時間帯別の売上はどうか
  • その時間の人件費はいくらか
  • 周辺の人通りはどう変化するか
  • ターゲット客が動く時間はいつか
  • 建物側の営業時間制限はないか

この5つを確認してください。

開業前なら、候補物件の前を平日・休日、昼・夜で実際に見てみるのもおすすめです。


まとめ

営業時間は、長ければ長いほど良いわけではありません。

大切なのは、

「何時間営業したか」ではなく、「その時間で利益を作れているか」

です。

すでに店舗を経営しているなら、時間帯別の売上とコストを一度確認する。

これからテナントを探すなら、周辺の人の動きと建物の営業時間制限まで確認する。

営業時間も、家賃や人件費と同じ店舗経営の重要な数字です。

**次回 Vol.46は「駐車場は何台必要?店舗選びで見落としやすい“駐車場問題”」**を解説します。

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