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店舗のエアコンはそのまま使える?

部屋探し・不動産のお役立ち情報『店舗のエアコンはそのまま使える?』

店舗のエアコンはそのまま使える?

—— 「付いている=使える」と思って契約するのは危険

テナントを内見した時、業務用エアコンが残っていると、

「エアコン代が浮く」
「そのまま使えるならラッキー」

と思いますよね。

業務用エアコンは新設・交換すると大きな費用になるため、既存設備が使えるのは確かにメリットです。

ただし、確認せずに契約すると、

「故障していた」
「修理は借主負担だった」
「店舗に対して能力が足りなかった」

ということがあります。


最初に「設備」か「残置物」か確認する

最も重要なのが、エアコンの契約上の扱いです。

大きく分けると、

貸主の設備
前の借主などが残した残置物

があります。

貸主設備であれば、契約内容に応じて貸主側が修理・交換するケースがあります。

一方、残置物の場合は、

「使用してもよいが、故障しても貸主は修理しない」

という扱いになっていることがあります。

見た目だけでは判断できません。


「今動く」だけでは足りない

内見時にエアコンが動いたとしても、それだけで安心はできません。

確認したいのは、

  • 冷房・暖房が効くか
  • 異音がないか
  • 水漏れしていないか
  • においが強くないか
  • リモコンが正常か
  • 室外機が動いているか

などです。

可能なら、実際に運転して確認しましょう。


製造年もチェックする

エアコンは古くなるほど、故障や交換のリスクが高くなります。

室内機や室外機に貼られている銘板などから、型番や製造時期を確認できることがあります。

古い機種では、

部品がなく修理できない
→ 本体交換

となることもあります。

「無料で付いているから得」ではなく、あとどの程度使えそうかまで考えることが大切です。


店舗に対して能力は足りている?

エアコンが付いていても、店舗の使い方が変われば必要な能力も変わります。

例えば、

  • 席数を増やす
  • 厨房を新設する
  • 照明を増やす
  • 人が多く集まる
  • 大型機器を使用する

と、室内の熱量が増えます。

前店舗では十分だったエアコンでも、新しい業態では能力不足になることがあります。


電気代も確認したい

古い業務用エアコンは、最新機種と比べて消費電力が大きい場合があります。

初期費用を抑えるために古いエアコンを使い続けても、

毎月の電気代が高くなる

のであれば、長期的には交換した方が良いケースもあります。

店舗は営業時間が長いため、空調のランニングコストも軽視できません。


故障したら誰が払う?

ここは契約前に明確にしておきたいポイントです。

例えば残置物なら、

修理費10万円
交換費50万円

となっても、借主負担になる可能性があります。

特に複数台設置されている店舗では、1台ずつ交換時期を迎えることもあります。

「故障した場合は誰が修理・交換するのか」を確認してください。


室外機の場所も見る

意外と見落としやすいのが室外機です。

  • どこに設置されているか
  • 交換作業ができるか
  • 搬入経路があるか
  • 屋上設置か
  • 高所作業が必要か

によって、交換工事費が変わることがあります。

本体価格だけでなく、工事条件も重要です。


退去時はどうする?

借主が新しいエアコンを設置した場合、退去時に、

撤去するのか
残してよいのか
原状回復が必要なのか

も確認しておきましょう。

高額な設備だからといって、勝手に次の借主へ残せるとは限りません。


契約前チェック

既存エアコンがある物件なら、

  • 貸主設備か残置物か
  • 動作状況
  • 型番・製造時期
  • 店舗に必要な能力
  • 修理負担は誰か
  • 交換負担は誰か
  • 室外機の設置場所
  • 退去時の扱い

を確認してください。

設備業者や内装業者に見てもらえると、より安心です。


まとめ

既存エアコンは、うまく使えれば開業費を抑えられる大きなメリットになります。

しかし、

「付いている=無料で安心して使える」

ではありません。

見るべきなのは、

設備か残置物か
正常に動くか
能力は足りるか
壊れた時に誰が負担するか

です。

テナントでは、エアコン交換が想定外の大きな出費になることがあります。

契約前に状態と契約上の扱いを確認し、必要なら交換費用まで想定して物件を判断することが大切です。

 

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