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店舗の敷金・保証金、退去時にいくら戻る?

店舗の敷金・保証金、退去時にいくら戻る?
—— 償却・原状回復費・返還時期を契約前に確認
店舗を借りるとき、
「保証金を200万円預けるけど、退去するときには戻ってくるはず」
と思っていませんか?
実は、敷金や保証金は、預けた金額がそのまま全額返ってくるとは限りません。
特に事業用テナントでは、償却や原状回復費などによって、返還額が大きく変わることがあります。
敷金・保証金は何のためのお金?
敷金は、家賃の未払いや退去時の原状回復費など、借主が負担すべき債務を担保するためのお金です。
店舗では「保証金」という名称が使われることもあります。
ただし、保証金の性質や返還条件は契約によって異なるため、名称だけで判断せず、契約内容を確認することが重要です。
「償却あり」は特に注意
例えば、契約条件が次のようになっていたとします。
保証金:200万円
解約時償却:20%
この場合、償却額は40万円です。
つまり、ほかに控除される費用がなければ、返還されるのは160万円となります。
償却される40万円は、原則として返還されないお金です。
また、「保証金の20%」なのか「賃料の何か月分」なのかによっても計算が変わります。
原状回復費は別にかかる?
ここが特に重要です。
保証金に償却が設定されていても、原状回復費が別途必要になる契約があります。
例えば、
保証金:200万円
償却:40万円
原状回復費:100万円
なら、ほかに精算がなければ返還額は60万円です。
償却があるから原状回復費は不要、というわけではありません。
保証金を超える費用が発生したら?
「保証金の範囲で工事してもらえばいい」
と考える方もいますが、保証金が退去費用の上限になるわけではありません。
原状回復費や未払賃料などが保証金を超えれば、追加請求を受ける可能性があります。
特に飲食店など、撤去工事が大掛かりになる店舗では注意が必要です。
返還されるのはいつ?
店舗を明け渡した当日に保証金が返還されるとは限りません。
契約によっては、
「明渡し完了後3か月以内」など、返還時期が定められています。
原状回復費などの精算後に返還される場合もあります。
次の店舗の契約金に、返還予定の保証金を充てるつもりなら要注意です。
実際の入金時期を確認しておきましょう。
契約前チェック
敷金・保証金はいくらか
償却の有無と計算方法
原状回復費は別途負担か
未払賃料などの精算方法
返還時期はいつか
返還条件は明確か
中途解約時に条件が変わるか
まとめ
店舗の敷金・保証金は、**「いくら預けるか」だけでなく「最終的にいくら戻る契約なのか」**が重要です。
特に、償却と原状回復費は分けて確認する必要があります。
また、返還までに時間がかかることもあるため、移転資金として考える場合は注意しましょう。
契約前には、償却・控除項目・返還時期の3点を必ず確認してください。
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